コンタクトレンズ眼障害を防ぐには
- CL(コンタクトレンズ)処方、装用方法・レンズケアの指導が不適切だと眼障害が増えます
- CLの処方は眼科専門医のいる眼科診療所や病院で受けましょう
- 一液で洗浄、すすぎ、消毒、保存する多目的溶剤(MPS)は消毒効果が弱いので、念入りにこすり洗いとレンズケースの洗浄、乾燥をしましょう
- CLの取り扱い時には、必ず手洗いをしましょう
- インターネットや通信販売でのCL購入は、必ず医師の処方と指導を受けましょう
- 12時間以上の装用、寝ているときも使用する連続装用、使い捨てのSCL(ソフトコンタクトレンズ)の再装用、SCLの使用期限を超えた使用は、眼障害を生じやすいので、注意しましょう
- CLはメガネと併用し、目に症状があったらCLをはずしましょう
- 異常がなくても3か月に一度の眼科専門医での定期検査を受けましょう
※日本眼科学会ホームページより抜粋
種類 | 原因 |
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先天性白内障 | 遺伝、妊娠中の母親の病気 |
老人性白内障 | 加齢 |
併発性白内障 | ぶどう膜炎、網膜色素変性、緑内障、網膜剥離など |
糖尿病性白内障 | 糖尿病 |
皮膚病性白内障 | アトピー性皮膚炎 |
外傷性白内障 | 目をぶつける、かく、こする |
その他 | 放射線や紫外線、ステロイドなどの薬物 |
分類 | 濁る箇所 |
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核白内障 | 水晶体の中心が濁る |
皮質白内障 | 水晶体の周りが濁る |
前嚢白内障 | 水晶体の前側が濁る |
後嚢白内障 | 水晶体の後ろ側が濁る |
1生活に支障が出ていない初期の場合(薬物療法)
水晶体の白濁度合いが軽度であれば、点眼治療や内服薬によって、白内障の進行を遅らせていきます。ただし、水晶体を透明に戻したり視力を回復したりするのではなく、濁りのスピードを遅らせることが目的です。
2生活に支障が出てきた場合(手術療法)
日帰りか入院による外科手術が必要です。水晶体の濁った部分を超音波で粉砕し、吸引して取り出した後、人工の眼内レンズを挿入します。人工レンズは白濁しにくいため、再度取り換える必要はありません。